従来品であるラウンドフラッシュリング(約12,000円)と、安価品リングディフューザー(約2,500円)の違いはどこにあるのか徹底検証しました(*゚▽゚)ノ
検証を詳しくご紹介する前に早速どっちがいいのか答えを発表します!
ジャン!!
・ポートレート撮影→光の好み!
・移動しながらの撮影→ラウンドフラッシュリング!
・ライトスタンドで使用→どちらでも可(作りたい光にもよる)
という結果でした!(微妙な言い回しですいません!汗)
作りはラウンドフラッシュリングがしっかりしていますが、お互いに特性があり、いい部分があるので正直好みで選んでいいという見解で、安く済ませたければ安価品でも十分いけます!
下記で実際の使用例などを含めた検証内容を記載します(゚▽゚*)
安価なリングライトは数種類ありますが、どれも値段がさほど変わらないため、今回はカメラアクセサリー界で人気のある「Neewer」の製品を使って検証しました。
作り出す光の違い
まずは一番重要なポイントである”ディフューズ効果の違い”について検証して見ました。
同じ環境、同じ設定で黒い布の壁に向かって正面から発光して見ました。
・ラウンドフラッシュリング(従来品)
・Neewer(安価品)
続いて、左サイドから射角に発光させました。
・ラウンドフラッシュリング(従来品)
・Neewer(安価品)
・光の拡散力ではNeewer(安価品)が良い!
ポートレート初心者の方は高価品よりもこちらの方が撮影結果が安定して良いかもしれません。
・光の指向性を決めてライティングしたい方はラウンドフラッシュリング(従来品)が良い!
更にラウンドフラッシュ(従来品)は、”Neewerよりも光を柔らかく作り出している”ので、女性のポートレートなどには向いていると思います。
寸法を比較
次に寸法を比較して見ます。
・左が従来品:右が安価品(Neewer)
寸法はどちらも公式発表通り、直径45cm、奥行き22cmで同じでした。
両方コンパクトにたためます。
裏面もこの通り同じ作りです。
・左が従来品:右が安価品(Neewer)
上部の空洞にストロボを差し込んで使用します。
※この構造により内臓フラッシュの装着には非対応です。
ストロボをお持ちでない方は、こちらでおすすめのストロボをまとめていますので宜しければご覧ください(*゚▽゚)ノ
従来品はしっかり作られている!安価品は…
ぱっと見同じように見えますが、細かい部分ではやはりラウンドフラッシュリング(従来品)に分があります。
従来品がパンパンに形を保っているのに比べ、安価品は全体的にヨレがあります。
また、従来品・安価品ともに棒のついた磁石を数カ所固定することによりその形を保つのですが・・・。
そこに両製品の”違い”が現れました。
従来品は強めの磁石を使用しており、更にそのヨレのない作りが形状記憶となり磁石が外れにくいです。
対し、安価品は磁石が若干弱く、ヨレのある作りのため磁石が外れやすいです。
形が崩れると光の向きも変わるため付け直さないわけにもいかず、安価品の使用中は少々めんどくさい思いをしました。
よって、固定ライト以外での用途をお考えの方にはラウンドフラッシュリング(高価品)をお勧めします。
使用する際のワンポイントアドバイス
綺麗なリング状の光を作り出すために、このタイプのディフューザーは光量を犠牲にしています。
・ディフューザーなし
・同サイズのディフューザー(ラウンドフラッシュディッシュ)
・ラウンドフラッシュリング(従来品)
・Neewer(安価品)
全て同じ環境、同じ光量で撮影しています。
同サイズのディフューザーと比べても格段に光量が落ちているのがわかりますね。
よってご使用の際は、“普段よりも数段光量をあげる”などの意識を持つと綺麗に撮影できると思います。
まとめ
・作り出す光の違いは好み
・安価品は磁石が外れてイライラ
・安価品の性能は想像以上に良い
・従来品の安定感は抜群
という結果でした。
想像以上に安価品が健闘しいて、ディフューズ効果はメリットまであることに驚きました。
しかし、私は移動しながらのポートレート、ましてやイベントで人ごみの中を歩いたりするので磁石の外れ具合の違いは決定的でした。
皆さんはどちらが良かったでしょうか?
その他の機材やイベント撮影情報などもまとめていますので宜しければそちらもご覧いただけると嬉しいです。
著:つっしー