カメラに使えるSDカードには種類があります。
「お手持ちのカメラにどのSDカードが使えるか」を把握し、「オススメのSDカード」をお財布と相談しながら検討しましょう(*^-^)
・一眼カメラにオススメのSDカード
・名称によるSDカードの違い
・SDカードの性能の違い
Contents
まず結論!一眼カメラにオススメのSDカード
1.高性能カメラに最適!高性能で大容量!(64GB)
私も愛用カメラ(Sony α7RIII)に使用しているSDカード。
メリット:高性能で読み込みも書き込みも高速。連射撮影する方や、フルHDで動画撮影する人などにオススメです。
デメリット:コスパが良いと言っても値段は少しお高め。安さを求めるなら32gb版(64gbの半額程度の値段)を購入するか、性能を少し下げた他製品を選択をする必要がある。
2.高性能で中容量(32GB)!
一つ前に紹介したものと性能(速度)は変わらず、容量が半分の商品です。
メリット:高性能で読み込みも書き込みも高速。連射撮影する方や、フルHDで動画撮影する人などにオススメです。
デメリット:人によっては容量に難があると思います。容量32gbというのは、RAW2000万画素で約1200枚、フルHD動画撮影で約1時間20分程度の保存容量です。(容量の詳しい目安については後述。)
3.中性能で大容量(64gb)!
読み込みや書き込み速度が上記2種よりも落ちます。
メリット:安い。これにつきます。
デメリット:高画質連射をしない方で、一枚ずつゆっくり撮影するスタイルであれば、このクラスで十分と感じる方も多いでしょう。フルHD撮影には対応しています。
4.高性能で大容量さらに国内メーカー!
これまでで一番高価ですが、高性能・大容量・国内メーカーの3拍子で隙がありません。
メリット:読み込みも書き込みも高速。連射撮影する方や、4Kや8Kの動画撮影される方にもお勧めです。安心の国内メーカーというのも高ポイントです。
デメリット:値段が高い、、、
SDカード?microSD?SDXC?名称による違い。
SDカード・miniSD・microSDの違い
・SDカード
→カメラやパソコン、プリンターやテレビなどに使用されることが多い。一眼カメラのほとんどはこのSDカードを使用している。
・miniSDカード及びmicroSDカード
→スマートフォンやタブレット、音楽プレイヤーなど小型の機器に使用することが多い。SDカードの1/3程度の大きさ。
SDカード・SDHCカード・SDXCカードの違い
ここは単なる容量で区別されています。
・SDカード / 〜2GB
・SDHCカード / 4GB〜32GB
・SDXCカード / 64GB〜
転送速度など性能の違い
1.ブランド名と製品名。
特筆なし
2.読み込み速度(書き込み速度ではないという点に注意)。
・カメラ内でのプレビューやパソコンへの転送速度であり、数字が大きい方が早い。個人的にはあまり重要ではありません。
3.容量
・大きい方が沢山保存できる。(写真や動画の保存容量の目安は後述しています。)
4.SDカードの規格。
・カメラにより、SDXCなど大容量の物に対応していない場合があるため、購入の前にご確認ください。
5.UHS-IまたはUHS-IIに対応している場合記載されている。
・上記画像はUHS-II対応を示している。SDカードとカメラがそれぞれUHS-Iに対応している場合104MB/秒のデータ転送が可能。同じくUHS-IIの場合は312MB/秒の転送が可能。(UHS→Ultra High Speedの略)
6.スピードクラス規格。(ビデオ撮影する人は最重要項目です。)
動画録画の際の”最低転送速度”です。
スピードクラスが不十分だと、コマ落ちや録画保存がうまくいかないなどの支障が出る可能性があります。
よって、お持ちのカメラが必要としているスピードクラスを、取扱説明書やHPなどでご確認ください。
・スピードクラスには3種類あり、数字は大きい方が性能が良いです。
複数のスピードクラスの記載があるSDカードは、それだけ対応しているカメラが多いということになります。
SDカード本体に記載のない重要な項目がある
下記で紹介する性能は、商品のパッケージやネット通販なら商品の概要欄に記載されています。
1.書き込み速度(写真撮影にて最重要項目)
写真撮影や連射の際に影響するものです。
先に、オススメのSDカードでご紹介したこちらの商品
書き込み速度260MB/秒の高性能SDカードですが、これでもRAW高画質で何十枚も連射した場合数秒〜数十秒の保存時間を要します。
近年カメラの成長は凄まじく、SDカードがその性能に追いついていない現状です。
RAWモードで連射する方であれば、書き込み速度はできるだけ高速なものを購入するのがお勧めです。(数字が大きい方が書き込みが高速。)
2.耐久性
耐久性には、防水・耐温度・耐衝撃・耐X線(空港のX線検査など)・耐振動・耐磁性などがあります。自分の撮影スタイルに必要な耐久性は押さえておきましょう。
特に変わった環境での撮影を行わない場合は、耐衝撃・耐X線があると嬉しいといったところです。
データ容量の目安
下記表はデータ容量の目安です。
16GB | 32GB | 64GB | 128GB | 256GB | |
静止画 (約1600万画素) | 約2,000枚 | 約4,000枚 | 約8,000枚 | 約16,000枚 | 約32,000枚 |
静止画 (RAW2000万画素) | 約600枚 | 約1,200枚 | 約2,400枚 | 約4,800枚 | 約9,700枚 |
フルHD動画 (1920×1080,24fps)) | 約40分 | 約1時間20分 | 約2時間40分 | 約5時間20分 | 約10時間40分 |
4K動画 (3840×2160,25fps) | 約28分 | 約56分 | 約1時間52分 | 約3時間44分 | 約7時間28分 |
(※表が表示しきれていない場合横にスクロールできます。16GB〜256GBまで記載。)
同じ製品なのに値段が違うことがある
アマゾンや楽天で購入する場合、「全く同じ製品なのに値段が数千円も違う」ということがあります。
しっかりと明記されていない場合も多いですが、安いものの殆どは”並行輸入品”というものです。
並行輸入品とは、海外で流通しているものを会社や個人が独自に購入し輸入販売しているものを指し、それは違法な行為ではありません。
メリット→安い。正規輸入品と違い、日本での販売固定価格に縛られることがなく、為替相場による値下げも可能であるため。また並行輸入業者は製品がセールの時などに仕入れていることが多いのも安い要因の一つです。
デメリット→販売業者により返品やアフターフォローが受けられないことがあるため、販売ページをしっかりチェックする必要がある。
・安い方↓(並行輸入品と見られるもの)
・高い方↓(正規輸入品)
因みに私は安い方から購入しました。1年以上バリバリに使用していますが、問題ありません。心配な方は正規輸入品の方からの購入をお勧めします。
※ただし、
上記の正規輸入品を購入するくらいであれば、国内メーカーのソニーの方が性能も高く安いのでこちらがおすすめです。(値段比較はアマゾンにて2020年6月現在)
どこのメーカーがいいの?
今回オススメの商品でSandiskが多く並ぶ結果となっていますが、必要な規格と性能さえあればある程度はどこでも良いと思います。
ここからは個人的な見解ですが、、、
国内メーカーでは「ソニー・東芝・パナソニック」、
海外メーカーでは「Sandisk・SAMSUNG・Transcend」
このあたりは私のカメラ仲間でも使用しているところをよく見かけますので、一般的には信用は高いのかな思います。
聞いたこともないようなメーカーは粗悪品の危険性があるので注意が必要です。
特に破格に安いものは要注意!
SDカード選びまとめ
1.自分のカメラが対応しているSDカードの規格を確認する。(SD,SDHC,SDXCどこまで対応しているか。)
2.自分のカメラが必要としているスピードクラス規格を確認する。
3.先述した表を目安に、自分に必要なSDカード容量を選ぶ。
4.本記事や通販レビューなどを参考に、自分が信頼できると思ったところから購入する。
「カメラに最適なSDカードの選び方」は以上となります。
少しでもSDカード選びの参考になれれば幸いです(*^-^)ソレデワー♪