今回は、いろんな場面で大活躍する”トランスルーセントアンブレラストロボディフューザー”のご紹介です!
・ディフューザーの効果・特性
・デメリット
・おすすめ商品
・オフストロボに必要なもの
・その他、必要・便利な追加機材
それでは早速スタート〜〜!
トランスルーアンブレラディフューザーの効果・特性
「トランスルーセント」とは、半透明で光を通すという意味です。
「アンブレラ」はそのまま傘という意味ですね(^▽^)/
とても大型のディフューザーで、光を柔らかくし、大きく拡散する効果があります。
・ディフューザーなし(左から黒い壁に向かって撮影)
(※ご覧いただいているモニターや環境によって大きく見え方が変わります。)
・通常のソフトボックスディフューザー
・トランスルーセントアンブレラディフューザー装着
光が大きく拡散され、光が当たっている部分と当たっていない部分のグラデーションが滑らかで自然な光を作り出すことができます。
デメリットはない?
先ほどの写真を見ても分かる通り、このような大型のディフューザーはストロボ(フラッシュ)の光を大きく拡散できる分、光量は落ちてしまいます。
よって、しっかりと光量のあるストロボを使用しなければなりません。

日中屋外であれば1台では光量が足りないこともしばしばあります。
そういって場合このような機材を利用し、ストロボを増やすことができます。
ストロボが2台3台と増えると、単純に光量は2倍3倍となります。
予算が許されるのであればAD200など、光量がより大きいものを使うと機材もかさばらずに余裕を持って撮影ができます。
おすすめの商品
ディフューザーとは簡単な構造でできているため、あまり当たり外れはないと言われています。
私はこちらの折りたたみ式を使用しています。
折りたたみ式であればカメラバッグにもすっぽり入るのでおすすめです。
折りたたみでないものもあります。
オフストロボとは?
アンブレラ型などの大型ディフューザーを使用する際は、カメラからストロボを離して使う必要があります。
よってオフストロボ用の機材が必要になります。
カメラからストロボを離して活用する方法。
無線の送信機をカメラ側に装着し、ストロボに受信機を装着もしくはストロボ自身に受信機能が備わっています。
現在多くのストロボに受信機能が備わっています。
具体的にはこちらのような商品です。
※上記商品はCanon用です。
オフストロボについてはわかりやすく別記事にまとめていますので、よろしければこちらをご覧ください。

必要な追加機材
実際の商品を見てみるとこんな感じです。
「ん?どうやって装着してるの?」という疑問が湧いてきますね。
ストロボに装着するには「フラッシュブラケット」という商品が必要になります。
穴の部分にアンブレラの肢の部分を通して固定します。
上記は三脚などに装着する用です。
手持ち用のものもあります。
そして、「フラッシュブラケット」と検索するとこういった丸いタイプのものも出てきますね。
こちらはS-型と呼ばれるもので、アンブレラタイプだけでなく、大型のソフトボックスの装着にも対応した商品です。
将来的にソフトボックスも使うかも、という方はこちらの方がお得です。
ソフトボックスとセット売りのものもあります。
ソフトボックスのメリットは、指定の方向に均一な光を飛ばせることです。
おすすめの使い方
ストロボをそのまま使用しても大きなディフューズ効果が得られますが、このような商品を使用するとより大きな効果が得られます。
元はGodoxのハイエンドストロボAD200用の機材ですが、専用アダプターを使用することで一般のストロボでも使用できます。
ストロボをそのまま使用した場合。
そのまま使用した場合、傘(ディフューズ面)の隅の方には光があまり届いていないのがわかります。
次に、ドームディフューザーを使用した場合。
より広範囲に傘(ディフューズ面)の隅にも光が届いており、出来上がる光もより柔らかく、大きく拡散することができます。
磁石で簡単に付け替えができる数々の便利な付属品がセットになったものも販売されています。
このS-R1とドームディフューザーについては別途記事でまとめています。

まとめ
トランスルーアンブレラディフューザーを使うために必要なものは、
・オフストロボに使う送信機
・オフストロボ対応のストロボもしくは受信機
・フラッシュブラケット
と、なります。
光を大きく拡散できるトランスルーアンブレラは多くのプロも愛用している商品です。
ソフトボックス型よりも扱いが簡単ですので、大型のディフューザーデビューにおすすめです。
その他のディフューザーについてもまとめていますので、ご興味のある方が是非ご覧ください。

そのほかにも便利機材やイベント撮影スケジュールなどまとめていますので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
著:つっしー




